エジプト留学雑記

エジプト留学雑記

アラブにおける結婚と婚前交渉、「付き合う」という水準、内面化された第三者

ダハブの9/26の日記で、ロクデナシのツアー屋の男が「結婚しないでセックスするのは日本の文化なのだろう?」と言ってきたことを書きました。この時、反論しつつ、何か空回りしているような、すれ違っている感覚があったのですが、それについて考えていて...
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エジプト人と喫煙

エジプトは大変喫煙率が高いですが、こちらに来る前にイメージしていた程ではありません。吸わない人も結構います。 第一に、女性はほとんど煙草を吸いません。女性が喫煙するのはイメージが悪く、特にムスリムの女性はほとんど吸わないか、隠れてこっそり吸...
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逆走と渋滞の無限ループ

先日貼った動画と同じ場所を、昼間に歩きながらテキトーに撮った映像です。 カイロの細い道は一方通行が多く、大きな道路は大抵中央分離帯があるので、外国人には難しいことで知られる道路横断も、「片側だけに集中」して一車線ずつ渡るのが一つのポイント、...
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ケモノに関するエトセトラ

一般に、エジプト人は猫は好きでも犬は嫌いです。 これには宗教的なバックグラウンドがり、預言者ムハンマド様が猫好きだったのに対し、犬の口には良くないものが含まれている、という思想があるからです。 犬を飼っている人もいますが、極少数で、「金持ち...
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音なきフスハー

アラビア語に少しでも関心のある方なら誰でも知っていますが、フスハーと呼ばれる正則アラビア語はアラブ世界の共通語で、書き言葉は原則これで書かれているし、テレビのニュースや公式・宗教的な話し言葉もフスハーですが(時代劇もフスハー)、日常生活の口...
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シーニー兄ちゃんに陳謝させる、良くも悪くも「口だけ」

アレキサンドリアからの帰り道、気まぐれでちょっと離れたメトロの駅で降りて歩いたのですが、そこからの帰路だけで、シーニー兄ちゃん(シーニーとかチャイナとかニーハオとかボーヤボーヤとか言ってくる奴ら)に何人も遭遇しました。 品の良いアレキサンド...
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信仰強化月間ラマダーン

ラマダーンというと「断食」のイメージばかりが強いですが、まず、「断食」というのは、食べないだけでなく水も飲めないし、タバコも吸えません(わたしはなんちゃって断食なので、身体がヤバそうな時は水はちょっと飲んでいます)。そして先生などに伺うと、...
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下品なアーンミーヤ

どんな言語にも「下品な表現」はあるし、若者言葉を年配者や教養のある人間が批判するのも万国共通でしょう。 アラビア語の場合、フスハーとアーンミーヤの二重構造があるので、もう一段ややこしくなって、アーンミーヤにも「上品なアーンミーヤ」と「下品な...
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道は誰のものか

よく言われることですが、日本ではpublicという観念が希薄です。誰のものでもない共有空間だけれど、誰でも入ることができて、一定の範囲で利用できる、という場所を作るのが非常に下手糞です。ダーリン経由で聞きましたが、マンションなどで「みんなの...
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命の適正価格

エジプトは「命の安い」国です。交通事故で人を轢き殺してもスズメの涙のような賠償金で済んでしまいます。人間の数だけは有り余るほどあるし、路上にはバクシーシをねだる子供がウロついています(もちろん、みんながそんなに貧しいわけではない)。そういう...