ナイル水源の再分配

ナイル水源の再分配

エジプトの統治機構、ナイル水源問題に介入 本日の会合を前に水源周辺国間の相違が明らかに
 エジプトがナイル水源運営の新たな計画を認めたことが明らかになった。この計画に統治機構は注力しており、ナイル流域の七国間の連絡が行われ、本日夜にウガンダのエンテベで、計画枠組み合意の署名のために、これらの国の代表による会議に開かれる。現在の水量割り当てが変更され、エジプトは年間55,500,000,000立法メートルを獲得する。
 情報筋によると、大統領機構と諜報機関、外務省および水利省がエンテベ会議を注視しており、水利相ムハンマド・ナスルッディーン・アラームは昨日、オランダ・エジプト諮問会議の会合主催のためのオランダ訪問を中断し、カイロに戻り七国との連絡を密にしている。
 また情報筋の語るところでは、ムバーラク大統領がエリトリア大統領イサイアス・アフェウェルキをシャルム・ッ=シェーフに先週迎え入れ、外相アフマド・アブールギーズと国際関係相ファイザ・アブーッナジャーが三月にアジスアベバを訪れているという。
 閣議担当官は昨日、ケニア首相ライラ・オディンガが、高等政治代表団の長として5月22日にカイロを訪れることを明らかにした。ケニアはナイル流域国の中で最も活動的であり、水資源再分割と1969年合意の破棄を呼びかけている。
 水資源専門家でイル=ミナーフィーヤ大学前学長のムガーワリー・シャハータは、エジプトはこれからの期間でナイル水源諸国との対話に力を注ぎ、七国全体での話し合いはしないだろう、と語った。
 水利省担当官は、七国間には枠組み合意についての相違があるとの情報があり、ナイル水源提案について最初に署名するのは一国か二国だけで、合意の行方はその後に持込されるだろう、と述べた。
 ウガンダの首都カンパラでは、ウガンダ水利相ジェニファー・ナムヤングが、ナイル水源域諸国は水資源分配の変更を強く望んでおり、エジプトは非常に多くの量を得ている、と述べた。また、ナムヤングがロイターに昨日語ったところでは、東アフリカのナイル水源域諸国の大臣らは、本日ウガンダで会議を催すことで合意したという。

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