「サラフィー主義者」の逮捕

サラフィー主義者
サラフィー主義者 posted by (C)ほじょこ

「サラフィズム・ジハード主義」組織の新たなグループが逮捕される
暴力流布、知事への攻撃、社会への不正な教化の容疑
 イッ=シャルキーヤ県治安当局は、「サラフィズム・ジハード主義」団体のメンバーを逮捕し、社会への不正な教化、知事への攻撃の容疑で捜査を行っている。四ヶ月前に、同組織メンバーらがイッ=ダカリーヤ県イル=マンスーラ市で逮捕されたばかりだ。
 治安筋の本紙に語るところでは、容疑者らは自宅で逮捕され、この中にはムハンマド・サイード・アブドゥルラフマーン、イサーム・スレイマーン・イッ=サイード、アフマド・ムハンマド・ムスタファー、ムハンマド・ラダー・アフマドが含まれる。
 匿名希望の情報源に拠れば、この新たなグループのメンバーらは、暴力思想の流布、闘争、知事への攻撃、社会および国家要人への不正な教化の容疑で、カイロの治安当局の建物内で取り調べを受けている。彼らおよびその活動に関する情報すべての取調べの後、イスティクバール・トゥラ刑務所に引き渡されるという。
 ファークース、ビルビース、カフル・サクルを含むイッ=シャルキーヤ県の複数の地域と市で同団体のメンバーが逮捕された。逮捕決定後、彼らはイスティクバール・トゥラ刑務所に送られる前に、内務捜査施設に移送された。
 一方、同団体弁護士のラマダーン・イル=アラビーは、カイロ刑事裁判所の前で、内務省によって出された逮捕決定における多くの不審点を指摘し、彼らを釈放し住居へ戻すよう求めた。
 イル=アラビーが本紙に語るところでは、グループの逮捕は、サラフィー主義ジハード組織への所属のかどにより、彼らの取調べは、不正な教化を行う思想を修正し高等国家公安代表の元に送るべく説得したり、知事および社会への不正な教化、知事への攻撃、国家要人殺害の容疑を負わようとするものだという。
 昨年には多くのテロ組織が高等国家公安代表の捜査を受けた。その筆頭にはシーア派組織があり、他にイッ=ザイトゥーン、イル=フサインおよびヒズブッラー組織がある。

 サラフィーヤ(サラフィズム、サラフィー主義)とは、初期イスラームの原理への回帰を訴える思想で、いわゆる「イスラーム原理主義」ですが、ここでは単なるレッテル張りと同然でしょう。
 ジハーディーヤ(ジハーディズム、ジハード主義)という言葉も、括弧付きで使われている通り、かなり大雑把に「過激イスラーム」を指す意味で使われているようです。
 サラフィーヤ・ジハーディーヤなので「ジハード主義サラフィー主義」かもしれませんが、しつこいのでとりあえず上のような日本語にしておきました。Wikipedia:سلفية جهادية
 イッ=ザイトゥーン、イル=フサインは「テロ組織」の名前ですが、あまり聞いたことがありません。エジプト人に尋ねたところ、後者は南シナイでの連続テロの「犯人」とらしい、とのことでしたが、ウロ覚えっぽいので違うかもしれません。

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