エジプト・ガザ地区間の密輸トンネルと国境の街ラファフの苦悩

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エジプト・ガザ地区間の密輸トンネル10を制圧 国境壁の建設が急がれる
懸念されるラファフから「自主的」移住 北シナイ知事:治安当局の責任
 目撃者によると、治安機関は昨日、エジプト・ガザ地区間の10の国境密輸トンネルを発見、一方、隔離障壁の建設が続行され、ピッチを上げている。治安作戦は昨日、国際標識3と7の間で10のトンネルを制圧、密輸行為に対する治安活動を強めている。
 目撃者によると、国境地帯では壁建設のための資材が増加を続けており、ガザ地区との間の隔離障壁建設が続行されている。現在までのところ、壁建設は主要拠点に限られており、鋼鉄製の壁建設は始まっておらず、鉄条網の敷設も始まっていない、と言う。
 ラファフ市民の多くは、国境の街でこの先行われることの影響に対する懸念については、不安を抱いてはいなかったが、街の出入り検査が激しくなっているという話が繰り返されるつれ、不快感を強めている。
 住民のアブー=ムハンマドは、自宅への行き帰りの際に繰り返される検査を避けるため、イッ=シェイフ・ザウィードに移り住みたいと述べ、家を離れ自主的な移住を迫られている、と言う。
 北シナイ県の責任者たちおよびその長であるムハンマド・アブドゥルファリード・シューシャ知事は、壁拡大についてのコメントを拒み、国境で行われている総ての作業は、これを行っている治安機関の絶対的な責任の下にあり、県行政に従するものではない、と確言した。

 ラファフはエジプトとガザ地区の国境の町で、エジプト側をラファフ・シナーゥ、パレスチナ側をラファフ・ル=フィラスティニーヤと呼ぶそうです。

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