エジプト名物?痴漢についての新聞記事がありました。

痴漢の新聞記事 posted by (C)ほじょこ
大カイロ圏で462件の痴漢 アレキサンドリアのコルネーシュで数百件
通例どおり、警察機構および市民団体は、イード期間中に数百件の女性に対する痴漢を捕捉した。加えて、警察署から調書が上がってきていないもの、治安パトロールが逮捕した件が数百ある。
カイロの治安機構は、人の集まる地区での治安パトロール強化に訴え、多くの私服の治安担当官を配置し、23人の若者と少年を、コルネーシュ・ッニール、市街中心部、行楽中の者たちの前、映画館にて、女性への痴漢行為を試みたとして逮捕し、取調べのために代表者に引き渡した。
カイロの治安責任者筋によると、逮捕は年間14件から25件で、ほとんどは市郊外で、イードのお祭りのため散歩や映画館や公園に行くところだった。また、カイロ警察署は、イード期間中に317件の調書を記録したという。ヘルワーン警察署は、115件の調書をイード期間中に記録したが、そのほとんどはコルネーシュ・ッニールと映画館の前でだった。ギザでは、コルネーシュおよびアラブ諸国大学通りにて23件の痴漢についての調書が、シッタ・オクトーブル県では8件の取調べだけが行われた。
アレキサンドリアのコルネーシュでは、数百件の性的嫌がらせが日没後の暗闇で行われ、治安当局に捕捉された。また、多くの住民が本紙に寄せたところでは、家の中に篭らざるを得ず、被害に遭うのが怖くて娘を散歩に行かせることもできない、という。ある匿名の婦人は、本紙に連絡を寄せ次のように助けを求めた。「コルネーシュには治安担当官が一人もいません。若者たちはやりたい放題で、警察官に調書を取ってもらうのに警察署まで行ったら『なんで家から出たんだ?』と言います」。
何人かの市民団体メンバーが、痴漢の現状を調べるために、ギザの通りの一つに潜入した。団体「女性の権利防衛」に属する女性のアミーマ・サラーフは、アラブ諸国大学通りを歩いたところ、厚手の慎み深い服装をしていたにも関わらず、痴漢行為に晒されることには助けにならなかったという。
とりあえず「痴漢」と訳してしまいましたが、記事を読む感じでは、日本語での狭義の「痴漢」というより、「セクハラ」行為を含めているようです。若者の冷やかしやしつこいナンパも、この中に入るのでしょうか。
直接身体に触れるような行為は、混雑したバスやメトロの中か、愚かにも二人きりになった場合以外はまずないと思いますが(日本と違い、通りすがりの人が必ず助けるし、場合によってはその場で袋叩きにされるw)、言葉だけならもう四六時中ですね。道を歩いたら必ず遭うと言っても過言ではありません。外国人は特にナメられるのですが、エジプト人でもこういうことがあるようです。
写真の女性は、エジプトの若い女性の中でもオシャレ系ですが、本来こういう体の線が出る格好は好ましくないです。こういうのは、女性の側にも気をつける責任がありますし、イスラーム的によろしくない。
أجرى تجربة حيةは、文字通りだと「ヘビの試みを行う」ということですが、「偵察する」くらいの意味だと思います(違ったらごめんなさい)。
それにしても、思い切り面白いポーズでバカ面を全国紙に載せられてしまった写真左の少年が、お父さんにブン殴られて宙を舞う姿が目に浮かぶようです・・・。
