先日、エジプトのワールドカップ出場を決める一戦、エジプト・アルジェリア戦前後の大騒動のことを書きましたが、その後、負けたアルジェリア人が暴れまくっているようです。

アルジェリア騒動 パリ posted by (C)ほじょこ
アルジェリア騒動、カイロからパリへ続く
「殺害」の脅しに四人のエジプト人がアルジェリア行きをやめる フランス警察は爆竹に対応
四人のエジプト人が昨日、エジプト航空845便によるアルジェリア行きを取り止めた。156人のアルジェリア人が16人のエジプト人を脅迫してからだ。予め決まっていた旅行だったが、アルジェリア空港に到着したら殺す、という脅しがあった。残りの乗客は、乗り込むように説得していた。エジプト人乗客と空港職員がアルジェリア人乗客に近づかないよう、治安警備がされていたにも関わらず、アルジェリア人の群集が暴れ、1番旅客ホールのガラスを割り、エジプトと空港に居合わせたエジプト人に罵声を浴びせ、下劣で名誉を損なうな言動を取った。
これについて、保健省スポークスマンのアブドルラフマーニ・シャヒーン博士は、病院からの報告では、三十二人が被害にあった、と報じた。うち十六人がエジプト人、二十人がアルジェリア人である。アラブ諸国通りとハラム通りのでの両国民による混乱によるものだ。アルジェリア騒動はフランスへも続いた。アルジェリア人の若者の群集が、マルセイユとリヨンで治安部隊ともみ合いになった。フランスのいくつもの都市で、街区や通りに火が放たれ、先々日の夜、試合の決着が付いた後、応援していた人々が治安部隊に空き瓶や爆竹や煙幕を投げつけた。

アルジェリア騒動 包囲されるエジプト人 posted by (C)ほじょこ
アルジェリアのエジプト人、勝利の代償を払う
包囲されるエジプト人居住地 アルジェリア治安当局が17人を拘束、40人がカイロへ脱出 外務省がアルジェリア大使を呼び出す
エジプト外務省は、カイロのアルジェリア大使アブドゥルカーディル・ハッジャールを昨日呼び出し、アルジェリアのエジプト人労働者の保護を増強する必要性を本国に伝えるよう求めた。彼らは首都(訳注:アルジェ)で、神経質になったアルジェリア人からの攻撃を受けている。
先々日夕方、土曜日の試合の直後にカイロでアルジェリア人九人が殺害され数百人が襲われた、という誤ったニュースをアルジェリアの新聞が伝えてから、暴力事件が発生している。アルジェリア人の群集が在アルジェリアエジプト人の住居や職場を攻撃しており、とりわけユーロスコム・テレコム、アラブ商業、エジプト航空の営業所が破壊されている。
アルジェリア大使は、アルジェリアの群集によって引き起こされていることを、エジプトのメディアおよびモダン、ドリーム、アル=ハヤートの三チャンネルの責任としている。一昨日から昨日までアルジェリアのエジプト人への攻撃は続き、数百人のエジプト人が働く工場が包囲されている。本紙はこの人々から電話を受けたが、彼らは、火炎瓶を投げられ、数十人が負傷している、と確言している。
ユーロスコム社支社長ヤーセル・ファトハー技師は、外務省より身辺保護のため外出を控えるように、との通達を受けてから、首都に住む約二千人のエジプト人が家に閉じこもり包囲されている、と言う。彼らは、アルジェリア警察が治安警備を増強しないことを非難している。一方、アルジェリア治安当局は、ルクソールのアル=マダームード村出身でアルジェリアの首都アルジェのホテルで働くエジプト人十七人を前の水曜日から拘束している。彼らが、苛立ったアルジェリア人から殺しの脅迫を受けたからだ。
ウマル・ファトハー・アル=ディーブは、父ファトハー・アル=ディーブをアルジェリア当局に拘束されている。彼の父は、電気製品の組み立て工場で働くアル=マダームード村の十六人の仲間と共に、殺しの脅迫を受けて以来拘束されている。彼らは八年以上前からそこで働いてたのだ。アラブ商業では、三百人に上る従業員が、支社でまだ包囲されている。アルジェリア警察は解決に至れないでいる。
昨晩、四十人のエジプト人がアルジェリアからの脱出に成功した。アラブ商業とユーロスコムの社員、絨毯職人、およびその他の会社の職員たちだ。苛立ったアルジェリア人の暴力から逃れた彼らの一人は、アルジェリア首都の空港には、脱出を図るエジプト人が大勢いて、一方、様々な町や地域の彼らの住居は、大勢の人々に包囲されていている、と語る。彼らは、何の準備もなく、着の身着のままで帰ってきたと言う。
試合前にはカイロでアルジェリア選手団に石が投げられたりしたみたいですし、エジプトも負けたら同じことをやっていた気もします・・。
