イスラエル、イランとシリア、ヒズブッラー、ハマースに対する「全面戦争」を準備
イスラエルが、イランとシリア、ヒズブッラー、パレスチナ・イスラーム抵抗運動ハマースに対する「全面戦争」を準備している。
イスラエルのハアレツ紙の軍事エディター、アムス・ハライルは、イスラエル首相ベンヤミン・ネタニヤフは戦争の準備をしている、と述べ、イスラエルはヒズブッラーが最近手に入れたM-600ミサイルを非常に恐れている、と語った。このミサイルは精度が高く、ハライルによると、ヒズブッラーはこれによりイスラエルの軍事施設や戦略上重要な施設を攻撃すると予想されている。
同紙は昨日報じたところでは、イスラエルが開始した軍事演習には、何千ものユダヤ人住民をミサイル攻撃を避けてイスラエル深部に移住させることが含まれている。このようなミサイル攻撃は、イラン、シリア、ヒズブッラー、そしておそらくはハマースが、空爆に対する報復として、イスラエル深部に加える可能性のあるものだ。これらの各勢力は、両者間のいかなる戦争においても、空爆に晒されるだろう。
ハアレツ紙は、シリアとヒズブッラーはイスラエルの意図に確信を持っておらず、そのため突然に戦争となるかもしれない、と示唆している。それは、核計画の廃絶を求めるイランへの国際圧力の結果としてかもしれないし、軍事部門指揮官イマード・ムグニヤ暗殺に対するヒズブッラーの対イスラエル報復成功としてかもしれない。テルアビブが最も恐れているのは、イスラエルの諜報機関が、イラン、シリアおよびヒズブッラーの計画について正確な情報収集に失敗することだ。
これに関連し、ハアレツ紙は、先の土曜日に発行したリポートの中で、イスラエルは、イランが核爆弾を所持することを防ぐために、軍事力行使を含む能力の限りを尽くすだろう、と報じた。また、フランス通信社が、エジプトの公式情報筋の言葉として、総合情報局長官ウマル・スレイマーンが月曜日にイスラエルを訪問し、イスラエル首相ベンヤミン・ネタニヤフおよび高等担当官らと話し合いをもうける、と報じた。
ネタニヤフの事務所は、声明で「この訪問で、和平プロセスと二国間系、および地域問題と治安問題が扱われるだろう」と報じた。
イスラエル「全面戦争」の用意
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