人民議会前のデモ、政府の無視対しハンガーストライキと「集団号泣」で返す 道の真中で寝る
人民議会前のデモ隊の間で、昨日、責任者らの問題解決に対する無視に怒りが高まり、ハンガーストライキを開始し、集団で泣き始めた。人民議会正門前の道を占拠し通行を遮り、治安部隊が介入して道を開けることになった。
デモ隊の何人かが意識不明に陥り、一人が病院に運ばれた、何人かが議会前の歩道で救急手当を受けた。治安部隊が介入せざるを得ず、通行を妨げるので、「アッラーがいれば我は万全なり、彼こそが最善の管理者(訳注:クルアーン イムラーン家173節を元にしたフレーズ。多勢に無勢で立ち向かう者の台詞)」「ナズィーフ内閣は辞職しろ」等の政府に対するヤジの中、抗議者たちを歩道の方へ戻した。
商業組合の200人ほどのメンバーが議会前で抗議の座り込みを行い、「50ギニーでどうしろってんだ」組合の恩給額を示したり、「法律は権利を与えているのに、アフマド・アッズ(訳注:実業家・政治家。予算委員会委員長)がノーと言う」と抗議の声を繰り返し、人民議会の今議会で収入増加のための法律を制定するよう求めた。これは予算不足を解消し組合員への恩給額を増やすことを求めるものだが、この支払いは三月から止まっている。
抗議者たちとはガマール・ザフラーンなど何人かの人民議会議員が連帯しており、商業組合組合員サミール・アラームの語るところでは、彼らは、何人かの担当官による約束を実行し、今議会中に法律を制定するよう活動している。
電話機用コンプレッサー製造労働者の三人は、公開ハンガーストライキを行うことを発表した。この労働者らは、ストライキ参加者は徐々に増えて行くはずで、再雇用か給与の早期支払を要求していく、と言う。イッ=ヌバリーヤ農業機械会社の労働者は、問題解決が等閑にされていることに抗議し、何の解決も提示されないまま座り込み五十日目に突入し、26ヶ月分の給料をまったく受け取ってないという。
アモンシトの労働者は、自分たちを二つのグループに分け、一つは諮問議会前、もう一つは工場の最大の債権者であるエジプト銀行本店前で、合意の実行を要求し、義務が履行されれば座り込みを解除するという。エジプト銀行の責任者らは、彼らに対し経済的補償の支払いにやぶさかでないことを確言しており、ただ税金分について、彼らの取り分を確保しなければいかにために、これができないという。
道に寝転がり泣いて抗議する労働者
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