ムスリム同胞団と諸政党の対話

ムスリム同胞団と諸政党の対話

ムスリム同胞団、包括的政治改革のための文書を用意
 ムスリム同胞団指導部筋は、同団が現在、包括的政治改革文書を鋭意準備中であることを明らかにした。これは、イッ=タガンムア党とワフド党訪問から開始された政党指導者らとの会見が終わり次第発表される。
 匿名希望の情報筋は本紙に対し、同文書は同団と諸政党およびその他の政治勢力とのすべての一致点を包括するもので、この文書が準備され初めたのは、政治改革のために政治勢力を「総結集」するためである、と述べた。
 また「同胞団指導者らによる特別委員会が準備しているこの文書の最終発表は、諸政党および政治勢力の同意に基づくことになり、同胞団と諸政党指導者との会見の後で行われる」と付け加えた。これは、文章の条項について同意できた場合、共同行動文書と同様に、野党の要求と政治改革に対する国の「頑迷さ」と彼の呼ぶものに対抗するものとなる。
 同胞団指導部員イサーム・イル=アルヤーンは、同胞団は彼ら個々人にエジプトのための歴史的事業を遂行する能力を求めてはおらず、重要な事業というものは、すべての相違を脇におき、違いを認めてこそ遂行可能なものだ、と述べ、こう付け加えた。「本当に、エジプトには祖国のために努力を尽くす真摯な人々がおり、歴史は彼らを評価するだろう」。
 同胞団を含む諸政党および政治勢力が合意に達する見込みについては、「我々は合意を願っており、近日中に達することができるかもしれない。とりわけ、エジプトは困難な状況にあり、政治改革のために皆が一致する必要があるのだ」とイル=アルヤーンは述べた。
 最近行われた同胞団のワフド党訪問については、良好なものであり、続けて他の政党も訪問する、と語った。来たる諮問議会および人民議会選挙についての同胞団と諸政党間の調整については、「既に行われた」とした。
 同胞団指導部員ムハンマド・マルサーは、「ワフド党訪問の際、同党指導者らから良い言葉を聞き、ワフド党事務総長ムニール・ファフラー・アブドゥルヌール氏の話は、同胞団が同党と関係していく上で勇気づけられるものだった」と述べた。

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