カッザーフィー、リビア人にヨーロッパへの移住と国籍取得の為の結婚を求める
リビアの指導者ムアンマル・アル=カッザーフィーは、リビアは300人近いアル=カーイダ組織のメンバーを、刑期を終えた後も、新たな攻撃を防ぐため、無期限で収監し続ける、と述べた。
アル=カッザーフィーは、これらの囚人と「不信心者」と言い表し、彼らはウサーマ・ビン=ラーディンとアイマン・アル=ザワーヒリーに従う者たちである、と言った。彼らは多くの非戦闘員や警官らを殺害し、彼らの収監を続けることは必要だ、と、このリビア国営テレビで放送された演説で述べ、こう自らの正当性を語った。「彼らは過ちの極みにあり、市井の人々への攻撃を続けたり、攻撃のためにエジプトやアルジェリアその他の場所へと移動するつもりでいる」。
囚人問題についてのこの演説をアル=カッザーフィーが行ったのは、リビア公正相ムスタファ-・アブドゥルジャリールが、その職からの免職会議を求めた後のことだった。大臣は、刑期を終えたり無罪を証明しても政府が収監を続けることに抗議し、辞職を求める、と述べていた。
アル=カッザーフィーは、これらの囚人は裁判所が判決を下しても過ちを犯す、と言い、この問題について責任がある、つまり彼らが間違っているかどうかを決める責任があるのは、治安当局である、と述べた。
アル=カッザーフィーは、国の若者たちに、ヨーロッパやアフリカへの移住を求めた。リビア人にアフリカへの移住を度々求めるのは、この地で先んじている中国を弱体化させるためである、と述べた。また、リビア人はヨーロッパに行き、、ヨーロッパが法で禁じる前に、結婚し国籍を取得すべきだ、と語った。
最近おとなしくなったと思っていたカダフィさんが、またすごいお話をされています。
刑期を終えても無期限収監とは、法もヘッタクレもありません。その「囚人」たちにしても、本当にテロ組織と関わりがあったかどうかなど、怪しいものです。
更に国籍取得の為の結婚を国の指導者自ら推奨するとは、ビザ狙いのナンパエジプト人も真っ青です。
リビアは人口が少なく石油がそれなりに出るので、一般リビア人はエジプト人よりは豊かです。性格については、リビア人と付き合いのある方に聞いたところ「暗い」とのことで、超管理社会の抑圧下にあるからではないか、とのことでしたが、まぁエジプト人と比べたら大抵の国民は暗い気もします。

