Google翻訳にシオニストの陰謀?

Google誤訳?
Google誤訳? posted by (C)ほじょこ

Googleで「イスラエル人がパレスチナ人を殺す」が「パレスチナ人がイスラエル人に殺す」にすべての言語で翻訳される
 Googleを翻訳に使っていた人々が、「イスラエル人がパレスチナ人を殺す」という文が、アラビア語から、英語でもフランス語でも、もちろんヘブライ語でも、他のどの言語に翻訳しようとしても、間違った翻訳になってしまうのに驚いた。「イスラエル人がパレスチナ人を殺す」からから「イスラエル人がパレスチナ人によって殺される」または「イスラエル人たちがパレスチナ人によって殺害される」になるのだ。逆に、イスラエル人が他のどの国籍の国民を殺すことを翻訳しようとすると、正しい翻訳が現れる。「パレスチナ人」と「イスラエル人」の二つの単語の間に「殺す」という単語があると、パレスチナ人が殺されていても、翻訳は常に反パレスチナ人になる。アブドゥルラフマーン・バドウィ発明センター所長ムフサン・バドウィは、この翻訳の間違いは、真実をイスラエルに都合の良いように転倒させようとする悪辣な意思と意図による、と述べた。この原因は、狂信的なシオニストのエンジニアがGoogleの社内で働いていることにある、と彼は確信している。この文がこの形で翻訳されるというのは、怪しいことだ、と強調する。彼はこう続ける。「どうしてこんなことが起こるのか理解できない。とりわけ、Google運営会社についてわかっていrのは、彼らには何ら偏向がないということなのだ」。Google中東および北アフリカ製品マーケティング部長ワーイル・ガニームが確言するところでは、インターネット上にある翻訳機器は、インターネット上にある単語類を望ましい文に翻訳するのに利用しており、そのため、正当性や文固有の文法などは関知していない。そのため、どんな文の翻訳も100%正しくはない。インターネットは正しいアラビア語が不足していて、多くのウェブサイトでアーンミーヤが使われていると、このような翻訳における問題につながる、としている。

 実際に試してみましたが、日本語でも英語でも、「イスラエルのパレスチナ人を殺す」「Israeli kills Palestinian」と妥当な翻訳が返ってきていました。再現条件が他にあるのかもしれませんし、既に「修正」されたとも言えますが、控えめに見て最初からかなり怪しい報道という印象は否めません。大体、シオニストがこんなお茶目な悪戯をやったところで、アラブの要らない怒りを買うだけで、何の得にもならないでしょう。
 100%ガセと決まったわけではありませんが、この手の怪しい記事というのは、エジプトの新聞で時々見られるものです。以前にも、ムハンマド・タラアト選手がヘブライ語のTシャツを着ている、というトンデモ記事をご紹介しました。
 日本の新聞だって怪しげな記事は沢山ありますし、単に「怪しいけれどそれなりにキャッチー」というニッチな領域が、国や状況によって異なる、というだけでしょう。日本人から見たら、エジプトのこの手の記事はまるっきりアウトかもしれませんが、わたしたちが「怪しいけどでも・・」と興味津々で眺めている情報だって、ちょっと離れてみたら滑稽なだけかもしれません。
 また、こういう発想を産んでしまう背景、「怪しいとは思いつつも」読んでしまう精神性というのも、理解できます。シオニストに好き放題やられ、自分たちが便利に使っているものも、アメリカとユダヤの息がかかっている、という鬱屈とした状況では、陰謀説の一つもぶつけてみたくなるでしょう。

タイトルとURLをコピーしました