エジプト人、財政状況の不分明により、アラブ人長者番付から姿を消す

アラブ長者番付
アラブ長者番付 posted by (C)ほじょこ

エジプト人、財政状況の不分明により、アラブ人長者番付から姿を消す
 ドバイで発行されている雑誌「アラビヤーン・ビジネス」誌は本日、2009年の最も裕福なアラブ人五十名のリストを発表し、本紙はこれを入手した。エジプト人は二人しか含まれていなかった。サウィーリス一家が33億ドルの資産で24位、ムハンマド・シャフィーク・ガブルが12億ドルの資産で39位を占めた。2008年には登場したアフマド・アッズ、ファーイズ・サールーフィーム、タラアト・ムスタファーは姿を消した。
 本紙編集長のハサン・アブドゥルラフマーンは、有名なエジプト人資産家の名前が消えたのは、世界金融危機以降、彼らについての十分な情報を得ることができなかったためとし、情報の入手できた二名に留めたという。
 「サウィーリス一家は昨年33位だったのが1億ドル資産を増やして24位に、昨年35位だったシャフィーク・ガブルが39位となった」。
 2008年には15億ドルの資産で46位に入り、エジプトの鉄鋼市場の60%と世界市場に流れるエジプトの鋼鉄全体の50%以上を支配しすることから、本誌が鉄鋼王と渾名したエジプト人実業家アフマド・アッズは、掲載されなかった。同じく、2008年には15億ドルの資産で48位におり、タラアト・ムスタファー・グループもリストから消えた。本誌は同社を、エジプトの最も重要な企業群を所有し、工業開発で二十年以上の実績を持ち、エジプト社会が直面する生活上の問題に創発的な解決を作り出し、エジプト人の直面する生活上の必要に対し、サービスと便宜を提供した、と見なしていた。
 2008年には14億ドルの資産で49位に入っていたファーイズ・サールーフィームもまた、リストから消えた。本誌は彼に強大な政治力を握るエジプトのファラオと渾名し、これにより15億ドルを築き上げ、大会社を買占め、良い時も悪い時もこれを支配した。彼はエジプトの裕福な綿農家に生まれ、カリフォルニア大学とハーバード大学を卒業、三十歳の時にサールーフィーム銀行と開発銀行を創業した。
 本誌のチームは、世界金融危機以降、財政状況および財政基盤の調査のため、三百以上の会社および財界人のファイルを揃え、ハーフィズ・アル=ワリード・ブン=タラールを、180億ドルの資産でリストの筆頭に挙げ、クウェイト人のナーセル・アル=フラーフィーが94億ドルの資産でこれに続いた。

 写真はアラブ世界一の富豪ハーフィズ・アル=ワリード・ブン=タラール。
 凄まじいルックスです・・・。

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