アーンミーヤの辞書を買いました。

アーンミーヤの辞書 posted by (C)ほじょこ
Arabic-English Dictionary: Colloquial Arabic of Egypt
Socrates Spiro Librairie du Liban Publishers
エジプト方言の辞書は、コンパクトなのがあったら買えばいいや、と思っていたのですが、勉強すればするほどそんな甘いものではないことを思い知らされ、かつエジプト方言への愛が深まってしまったので、結局大きいものを買ってしまいました。
というか、エジプト方言のコンパクトな辞書は、辞書というより単語集のような全然使えないものしかなく、しかもラテン文字表記だったりします。
このArabic-English Dictionary: Colloquial Arabic of Egyptは、似たようなデザインで一回り小さいEnglish-Arabic辞書も出ています。
かさばるし悩んだのですが、日本では入手困難かエライお値段になってしまうので、今のうちに買っておきました。135ポンド。見た目の割には安いです。
ついでに他の本も買ってしまいました。しかも三冊。

三冊 posted by (C)ほじょこ
توفيق الحكيم حماري قال لي
タウフィーク・アル=ハキーム「ヒマーリー・カーラ・リー(我がロバ、我に曰く)」
エジプト文学の巨人の一人、タウフィーク・アル=ハキーム(実際の発音はタウフィーゥ・ルハキームくらい)のエッセイ集。
はっきり言ってジャケ買いです。表紙もタイトルも超可愛くて、抗えませんでした。
علاء الأسواني شيكاجو
アラーゥ・アル=アスワーニー「シカゴ」
以前に少し触れた、アメリカに移住したエジプト人の物語。英訳も出ています。
غادة عبد العال عايزة أتجوز
ガーダ・アブドゥルアール「アウザ・アタガウワズ(結婚したい)」
アーンミーヤで書かれた小説。結婚を巡る現代エジプトの人間模様。エジプトは日本より遥かに結婚プレッシャーが強いですが、それでも「良い人がいなければ無理に結婚したくない」キャリア女性は少しずつ増えていて、そういう女性が主人公。
調子に乗りました。
今の実力では、全部読むのに相当かかりそうですが、帰国後にでもコツコツ読みます。
一応、エッセイ、フスハーの現代小説、アーンミーヤの現代小説、と揃えてみました(笑)。探してみると、アーンミーヤで書かれた小説は思いのほか多いです。
日本で取り寄せることを考えたら圧倒的に安いので、つい買ってしまうのですが、重くて持ち帰れなくなりそうだし、送るとバカみたいに高い上、届くかどうか怪しいので、グッと我慢して控えるようにしておきます・・・。
アーンミーヤ(アラビア語エジプト方言)の辞書
エジプト留学日記