オバマの祖母、在ケニアサウジアラビア大使の交代により巡礼を来年に延期
オバマアメリカ大統領の祖母ママ・サーラ・オバマは、巡礼の義務を執り行うことを来年に延期することを決めた。彼女の巡礼願いを受け取っていた在ケニアサウジアラビア大使の交代により、巡礼手続きの完了が遅れたためだ。さらに、リビアのオバマ氏(訳注:ママ・サーラの旦那さん、オバマ大統領の祖父のこと)が、飛行機の予約の問題で三日間遅れた。ママ・サーラの巡礼は、とりわけ彼女の孫バラク・オバマ大統領の勝利の直後、彼女をキリスト教に改宗させる試みのニュースが広まってから、メディア全体に大きな反響を呼んでいた。彼女はこれをきっぱりと拒み、ムスリマとして生まれ、生き、やがて死ぬと確言した。オバマ氏は語る。「新しいサウジアラビア大使には会っていないし、ナイロビに到着しているかどうかも知らない」。また、こう付け加える。「様々なアラブの上層から、多くの誘いを受け取っている。巡礼の義務を今年果たしたかったが、おかげさまで、UAEのスレイマーン・アル=ファヒード氏の誘いに応え、ウムラ(訳注:決められた期間以外に巡礼を行うこと。正式な巡礼とはされない)を近いうちに果たせることになった。来年には聖なる神の家を訪れることができるよう願っている」。ママ・サーラは、巡礼の延期で、悲しみの表情を浮かべている。八十六歳を越える生涯で初めての巡礼のために、巡礼の衣装も用意してあったのだ。彼女は言う。「これはアッラーの意志でしょう。近々ウムラに行き、来年巡礼ができるまで、アッラーがわたしの寿命を保って下さることを願っています」。
オバマ大統領だってそれなりの年齢なのに、そのおばあちゃんというのがすごいです。既に彼女は曾孫まで見ているわけですね。

