エジプト人の父、イスラエル人の母を持つ少女のことが、新聞記事になっていました。

ハーフの少女 posted by (C)ほじょこ
「わたしは半分エジプト人で、半分イスラエル人。ユダヤ教徒で、ムスリマ(この週にシナイでユダヤ教の洗礼を受けたのだが)。お父さんとはアラビア語で話し、お母さんとはヘブライ語で話すの。イスラエルのラマット・ハ=シャロンに住んでいて、シナイ半島の両親の巡り合った観光の村と、カイロのおじいちゃんの農場で休暇を過ごしています」。
こう自分を語るヤスミーン(あるいはヤスミーナ)は、およそ十三年前のエジプト人男性とイスラエル人女性の結婚の賜物。イスラエル人でユダヤ教徒の娘フィルド・リブフィツفيرد ليبوفيتشがが、ターバー近郊のأكو صنで三日間を過ごしに訪れた時、村の所有者で経営者でもあるヒシャーム・ナシームの誘惑に惹かれ結婚し、一年が経とうという時にヤスミーンが生まれた。
イスラエル「ハレーツ」紙が、ヤスミーンの家族が、彼女の十二歳の誕生日を祝うため、今週シナイ半島に旅行し、ユダヤ教の洗礼を行うのを追った。しかしながら、パーティーの客達をざっと眺めると―ハレーツ紙が伝えるように―驚かされることに、パーティーには彼女の父ヒシャーム・ナシーム、彼女の腹違いの兄弟、父方の祖母も参加していた。彼らはみな、カイロから訪れたのだ。一方、彼女の母、ユダヤ教徒の祖母ハニヤ・リブフィツ、父方の伯父、ユダヤ教徒である母方の伯父も参加していた。
彼女は「人々が暖かい」とカイロが大変気に入っているようで、カイロの大学への進学を夢見ているそうです。
シナイ半島にはイスラエル人の観光客がかなりの数訪れますし、エジプト男の超ナンパ力を考えると(笑)、こういうケースは他にも結構あるのではないでしょうか。
イスラーム法的には、父がムスリムなら子は自動的にムスリムになるはずですが、そうそう額面通りには運営されていないこともわかります。
どう感想を言ってよいやら複雑な心境になりますが、お互いの家族もうまくやっているようですし、彼女が将来エジプト国内で進学し、平和な日々を送ってくれるといいな、と遠くで願っています。
