ウサーマとウバーマ

 到着した電気洗濯機を、早速使ってみました。
 素晴らしい。素晴らしすぎる。
 「別に手で洗うから要らないよっ。けっ!」とかスネていましたが、イザ洗濯機が到着すると、もうすっかりこのマシンの虜です。文明最高! 電気最高!
 何がすごいって、脱水ですよ。
 洗濯そのものはね、手でやってもそんなに辛くないのよ。ゴシゴシやればいいんだし。
 問題は脱水です。ジーンズなんて、全力で絞っても、なかなか水気が取れません。もー、あたしってば、か弱いから♪
 それがどうですか、このエレキな野郎は。ボタン一つで洗濯から脱水までこなした挙句、ジーンズからも水一滴滴っていません。
 なんて頼もしいのかしら。あたしゃアンタと結婚したいよ!
 最近知り合いになった友達の友達に、ウサーマという人がいます。あの有名なテロリストと同じ名前です。
 それは結構なのですが、わたしがよく彼の名前を「ウバーマ」と言ってしまうのです。アメリカの大統領です。
 アラビア語はuとoの母音の区別がない(ないということになっている)ので、大統領は「オバーマ」とか「ウバーマ」とか呼ばれています。
 「ウバーマ」と「ウサーマ」は、アラビア語で書くと一文字違いで、似ていることは似ています。いや、普通はأسامةとأوباماなので全然違いますが、「外人の名前なんて音が一緒なら何でもいいわい」方式なら、大統領閣下はأبامةとも書けるし、これなら一文字違い。エジプト人も「一文字違いだ」と言っていたので、イメージ的には彼らにとっても似ているはずです。とにかく、わたしが彼の名前を「ウバーマ」と言ってしまうのです。
 一回くらいなら良いのですが、既に五回くらい、ウサーマをウバーマと呼び間違えています。
 共通の友人が面白がって、「あの後ウサーマから連絡あった? いや、ごめん、ウバーマだったね。ホワイトハウスにはもう行った?」とか、からかわれまくっています。
 あっちこっちのカフェを探検していますが、同じようなカフェに見えて、値段が違います。値段は人と時によっても違うのですが(笑)、その辺は平均を均してやるとして、ちゃんと価格差があります。
 女が立ち入れる場所だと、シャーイが2ポンドくらいが最低価格なんじゃないかと思うのですが、同じストリートカフェでも3ポンド取るところもあります。こないだネスカフェが6ポンドとかほざかれてムカつきました。
 でも、よくよく観察すると、確かに2ポンドの世界と3ポンドの世界には差があるんですよね。同じように通りに椅子置いてるだけやんけ!に見えて、どことなく通りが小奇麗で居心地が良かったりする。そういう場所は、頼んでないのにチャージ的に最初に水をボン、と置かれることが多く、結果的にもう少し高くつきます。
 屋根があってかつ女が入れるところは、もうちょっと高めで、シャーイ5ポンドくらいじゃないかと思うのですが、この領域というのが曲者で、一番茶が不味い気がします。
 2ポンドとか3ポンドの場所は、吹きさらしですが、お茶は美味しいことが多いです。「屋根があってカフェの体裁を成している中での最底辺」に入ると、ティーバッグだったりして、これがちゃんと不味いです。
 もっと上にいけばまた美味しくなってくるのだと思いますが、ほとんど入ったことがないので確証ないです。
 今日入ったところは、「まぁ3ポンドで足りないことはないやろ、実は2ポンドだったら1ポンドバクシーシや」と3ポンド渡したら、正直に1ポンドお釣りを返して、感動しました。
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シタデルから posted by (C)ほじょこ

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