先日貼った動画と同じ場所を、昼間に歩きながらテキトーに撮った映像です。
カイロの細い道は一方通行が多く、大きな道路は大抵中央分離帯があるので、外国人には難しいことで知られる道路横断も、「片側だけに集中」して一車線ずつ渡るのが一つのポイント、とよく言われます。
ところが、この道路は、ショボいながらも中央分離帯があるのに、逆走する車やトゥクトゥクやバイクやロバが後を絶ちません。
原因の一つは、メトロの駅前で片側車線の半分近くを塞いでいる屋台でしょう。屋台なので二十四時間いるわけではありませんが、これが道を塞いでいると、買い物するお客さん、その更に外側の車道を歩く歩行者のせいで、どんどん道幅が狭くなります。そこで、
1 「ちんたら通ってらんないよ! 逆走しちまえ!」
2 逆走で突っ込むので、当然のようにつっかえて大混乱。時々事故ってさらに大混乱。
3 混乱のせいで反対車線も渋滞
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という無限ループが出来上がり、ただひたすらに渋滞・騒音・罵声・粉塵・ロバの糞がインフレしていく、というどうしようもない状態に陥ります。
日本だったら、どんなに通行が難しい状態でも、中央分離帯のある道路で逆走するというのはあり得ないでしょう。
この道の先の交差点を渡ることがよくあるのですが、ただでさえ「片側だけ見て渡れ」の法則が通用しない道がクロスしていて、さらに交差している道路の一つが高架の影になって見通せないので、かなり集中力が要求されます。
道がボコボコでいつも渋滞しているので、速度を出せないのが救いです。まぁ狭い道路なので一瞬集中すれば問題ないのですが・・。
逆走と渋滞の無限ループ
エジプト留学雑記